ブライトンの日本代表MF三笘薫(26)が、ウルバーハンプトン戦で今季初ゴールを決めた。約40メートルをドリブルで独走して相手守備4人を抜く衝撃的なゴールで先制点を挙げ、チームの2連勝に貢献。2点目もアシストするなど、開幕2戦で1得点2アシストと最高のスタートを切った。
前半15分、三笘がまた伝説をつくった。左サイドのハーフラインを少し越えたあたりでボールを受けるとドリブルを開始。カットインで軽々と1人かわすと、カバーに入ってきた2人もまとめて抜き去った。相手がファウルで止めようとしても倒れず、ギアを上げる。右のセンターバック(CB)はスピードで全く対応できず、遅れて飛び込んできた左CBも置き去りにGKとの1対1を制した。右足でゴール右隅へ。「クオリティーのいいゴールだった。ドリブルの距離も(長くて)目立ちやすいので、そういう面では良かった」と珍しく自画自賛した。
ゴールのにおいが1ミリもしない場所から、独力でこじ開けてしまった。SNS上では「マラドーナだ」「メッシやん」と伝説の5人抜きゴールで知られるレジェンド2人になぞらえる声も見られた。
三笘がゴールを決めるまでのタッチ数は10回。最初のトラップ以外は全て右足でやってのけた。幼少期から三笘は右足でのプレーにこだわりをもってきた。川崎フロンターレ・U-12時代の監督から利き足でプレーする大切さを説かれ、体の向きや動き方を工夫し、徹底的に右足でのプレーを磨いた。
「片足にこだわればどんな相手にもプレーできるのは1つ証明できている。こだわったからこそ、今のプレースタイルがある」
5人抜きゴール時のタッチ数は、マラドーナは13回で全て左足、メッシは13回のうち10回が左足だった。
現地メディアSussexWorldによる採点ではチーム最高9点を獲得。「何という才能だ。DF4人をかわした見事な個人技でのゴール」と評された。7ゴール5アシストを記録した昨季以上の活躍を誓う三笘。「これを何試合もすることでいいプレーヤーになれると思う」。ワールドクラスのプレーで、世界を驚かせ続ける。【佐藤成】

