悲願の初優勝を狙うイングランド(FIFAランキング5位)が、スイス(同19位)と1-1のまま延長戦を終え、迎えたPK戦を5-3で制して2大会連続で4強入りした。
イングランドは累積警告で出場停止のDFグエイ(クリスタルパレス)に代わってDFコンサ(アストンビラ)が今大会初先発。DFウォーカー、DFストーンズ(ともにマンチェスター・シティー)と3バックを形成した。右ウイングバックにFWサカ(アーセナル)、左ウイングバックにDFトリッピアー(ニューカッスル)を置く布陣。スイスも同じ3-4-2-1のシステムで、前半はお互いに枠内シュートもなく、0-0で終えた。
後半に入ると、徐々にスイスが攻勢を強めて30分に先制。左から右に展開し、最後は右からのグラウンダーのクロスをFWエンボロ(モナコ)が右足で押し込んで均衡を破った。
イングランドはその直後に3人を交代。すると後半35分、サカの個人技で同点に追い付く。MFライス(アーセナル)のパスを受け、中央に切れ込んで左足を一閃(いっせん)。ボールはゴール左隅に吸い込まれた。GKゾマー(インテル・ミラノ)も一歩も動くことができなかった。1-1のまま延長戦に突入した。
イングランドは延長前半5分にライスが右足で強烈なミドルシュートを放つが、名手ゾマーが好セーブ。スイスも延長後半12分に途中出場のMFシャキリ(シカゴ・ファイアー)が右CKから直接ゴールを狙うが、右ポストを直撃した。試合は120間で決着が付かず、PK戦にもつれ込んだ。
スイスは1人目のDFアカンジ(マンチェスター・シティー)のキックがGKピックフォード(エバートン)にセーブされ、イングランドは5人全員が成功した。
これまでイングランドは主要国際大会のPK戦を苦手としており、欧州選手権では通算1勝4敗。前回大会のイタリアとの決勝でもPK戦で敗れて準優勝だった。W杯でもアルゼンチンが6勝1敗、ドイツとクロアチアが4戦全勝などに対し、イングランドは1勝3敗と負け越していた。

