【マドリード(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・マドリードの守護神、ティボー・クルトワ(32)が古巣アトレティコ・マドリードのシメオネ監督らの“泣き言”を非難した。

歴史的なCLマドリードダービーは、PK戦での珍しい“2度蹴り”が物議を醸した。アトレチコ・マドリードの2人目、フリアン・アルバレスが蹴る瞬間に軸足を滑らせボールに触れた上で、右足キックでゴールを決めていた。VARチェックで認定され、成功から一転して失敗に変わった。

勝負を分ける大きなポイントとなった不運について、シメオネ監督は記者会見で「映像を見たがボールは動いていなかった」と言い放ち、その上で「フリアンがボールに2回触ったと思う人がいたら手を挙げてほしい」と逆質問。被害者のように振る舞ったことを記者から伝えられると、こう話している。

「UEFAははっきりと理解している。このようなことで被害者意識を持ち、泣き言を言うことにうんざりしている。審判はスペインでもヨーロッパでも、どのチームにも利益をもたらしません。彼らはそれをはっきりと理解しているからこそ、そのように判定したと思う。人間なら間違いを犯すこともあるが、VARルームのテクノロジーのおかげで、それをはっきりと確認することができている」

クルトワはチェルシー所属時の2011~14年にレンタルでAマドリードでプレーしており、当時からシメオネ監督がチームを率いている。かつての恩人だが、今はたもとを分かちライバルクラブで主力を張るだけに、容赦なかった。