“最強3バック”がワールドカップ(W杯)に降臨した。中央の板倉滉(29=アヤックス)、右に冨安健洋(27=アヤックス)、左に伊藤洋輝(27=バイエルン・ミュンヘン)。5月31日の壮行試合アイスランド戦でもテストしていた配置がW杯でも実現した。許した枠内シュートは0本。ガッチリと無失点で締めた。
22年カタール大会でもメンバー入りした3人。“不完全燃焼”に終わっていた。板倉は1次リーグ3戦でフル出場。ドイツ、スペイン撃破に貢献した。しかし警告2枚で、決勝トーナメント1回戦クロアチア戦は出場停止。ピッチに立たず、敗退を味わった。冨安は右脚を痛め、フル稼働できず。伊藤はコスタリカ戦の後半45分のみの出場。心に、しこりが残っていた。
3年半が経ち、3人は一皮むけた。板倉は主将マークを巻き、仲間を鼓舞。伊藤は淡々と相手をつぶしまくった。冨安は長短のパスで攻撃を活気づけ、守備ではスライディングではじき返した。“日本の壁”をメキシコの地で築き上げた。
終盤に瀬古も投入。オランダ戦で奮闘した谷口、渡辺を加え、最後尾6人がピッチに立った。冨安は「自分1人でプレーしているわけじゃない。チームのためにプレーして、4-0につながった」と喜んだ。板倉主将は「ゼロで終わると次につながる。気を引き締めたい」と集中した。次戦は強力な攻撃陣をそろえるスウェーデン。最強の守備陣がはね返す。【飯岡大暉】


