[ 2014年2月2日11時37分

 紙面から ]都内で行われた壮行会で花束を手に決意を新たにする佐々木

 今季限りで競技スキーから引退するソチ五輪男子アルペンスキー代表の佐々木明(32)が1日、所属する都内のICI石井スポーツで壮行会に出席した。4大会連続五輪に「4位以降は意味がない。メダルを取った後に、どんな人生が待っているのかと思うとドキドキする。激しい気持ちで思い切り滑ってやろうと思う」と決意を込めた。

 先月28日のW杯回転で今季初得点も、五輪での滑走順は30番前後。温暖な地で雪質も異なり、エッジングの短い滑りが特長の佐々木には不利な状況だ。それでも日本人最多3度の表彰台の中には、1本目54位からの達成もある。「荒れるだろうから、逆に(1本目)30番の2本目1番スタートがラッキーになるかも」と超プラス思考で臨む。来季以降は、三浦雄一郎氏らが確立した山岳スキーのプロに転身。その前に「アドレナリンをドップリ出して最高に攻めてやる」と集大成の大舞台で結果を残す。