日本陸連は3日、世界選手権(22日開幕・北京)男子マラソン代表で31歳の今井正人(トヨタ自動車九州)が体調不良のため欠場すると発表した。

 選手の補充はなく、22日のレースには日本から藤原正和(ホンダ)前田和浩(九電工)の2人が参加する。

 所属先によると、今井は北海道での合宿中に発熱と頭痛を訴え、髄膜炎と診断された。7月30日に入院し、約2週間の治療が必要とされている。

 所属先を通じ「世界の舞台で戦うために順調に練習を重ねていただけに、悔しい思いでいっぱい。早く体調を回復させ、再スタートを切りたい」とコメントした。

 今井は順大時代に箱根駅伝の山上りの5区で活躍。2月の東京マラソンでは日本歴代6位の2時間7分39秒で日本勢最高の7位に入り、初の代表に選ばれていた。

 ◆今井正人の話 心配と迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます。次のマラソンにつなげられるよう、いま一度心身を奮い立たせて再スタートを切りたい。