来年のリオデジャネイロ五輪を目指す最強市民ランナー、川内優輝(28=埼玉県庁)が6日、男子マラソンの代表選考レースに福岡国際(12月6日)とびわ湖(来年3月6日)の2大会を視野に入れていることを明かした。

 北海道新ひだか町で行われた二十間道路ハーフマラソンにゲスト参加し、1時間5分32秒で走破。「最近は良いタイムで走れていなかったので良かった」と手応えをつかみ、この先のプランを話した。

 選考レースの選択は、次走に予定している20日のケープタウンマラソン(南アフリカ)で決める。「そこで目標をクリアできたら、福岡に行きます。タイムでは2時間10分台から12分台」と明言。「福岡では7分台を出せなければ勝負できない。その目安が、ケープタウンでの10~12分。届かなければ、びわ湖で狙います」と言う。ケープタウンへの出場についても「南半球で、長時間フライトと時差がある。リオの予行演習にちょうどいい」と、五輪を意識した計算がある。