陸上の南部記念は9日に札幌厚別公園競技場で行われる。8日は男子棒高跳びでリオデジャネイロ五輪7位の沢野大地(富士通)が会場で最終調整。日本選手権で2位となり、世界選手権(8月・ロンドン)の参加標準記録(5メートル70)を破れば代表入りが濃厚となる36歳のベテランは「(狙うのは)記録だけ。体の状態は去年よりいい」と自信をのぞかせた。

 女子100メートルに出場する福島千里(札幌陸協)は別の施設で練習後に会場入り。今大会が代表入りを懸けた最後のチャンスとなるだけに「力を100パーセント出すだけ。結果やタイムはそれができたらついてくる」と決意を語った。

 男子400メートル障害の松下祐樹(ミズノ)も「しっかり気持ちを高めて、標準記録を狙って走りたい」と意欲を燃やした。