男子十種競技で右代啓祐は最下位だった。

 自身が持つ日本記録8308点には遠く及ばない7498点に「技術的なことよりは、力を出し切れなかった感情を忘れたくない。心に刻みたい」と言葉に力を込めた。中村は最下位で迎えた最終種目の1500メートルでトップを走る意地を見せ、順位を上げた。「どこを走っていてもすごい歓声が耳に入ってきた」と振り返った。