女子は前田穂南(21=天満屋)が優勝した。2度目のマラソンで2時間28分48秒。初の20年東京五輪代表2枠を決定するグランドチャンピオンシップ(GC)出場権獲得者となった。

 前田は「優勝を狙い、グランドチャンピオンシップ出場資格を狙い練習に取り組んできた。目標が達成できてすごくこれからレースを経験して、東京五輪へ向け頑張っていきたい」と喜んだ。

 27キロ付近で1度、2位だった野上恵子(31=十八銀行)に離された。「体のきつさはあったが、我慢しどころだなと思った」。33キロすぎに追いつくと、今度はその差をどんどんひろげていった。「ゴール目指して走りきりました」と初々しく笑った。

 今後は海外でのレース経験も増やしながら、19年9月以降に開催されるGCへ備えていく。「東京オリンピックの資格を取って、世界でしっかり戦えるようにメダルを取りたいと思っています」と力強く語った。