成年少年男子共通400メートルリレー準決勝3組に滋賀県代表のアンカーとして出場した陸上男子の桐生祥秀(21=東洋大)は後方から猛追するも、5着でフィニッシュした。決勝進出を逃した。

 「落ちてしまいましたけど、楽しかったです。スピード感は見てもらえたかなと思う」と振り返った。1着だった大阪代表・多田修平(21=関学大)とアンカーで直接対決だったが、バトンを受けた時、多田の背中は大きく遠のいていた。「前すぎて(多田の姿は)よく分からなかった」と苦笑い。タイム順で決勝進出を決めた4着岐阜を追ったが、100分の1秒だけ届かなかった。「最後の最後で抜けなかった。悔しかったです」と唇をかんだ。

 今季は日本選手権リレー(今月27~29日・神奈川・日産スタジアム)に出場し、シーズンオフへ入る予定。