中大は10時間6分3秒の3位で、2年ぶり91度目となる本大会復帰を決めた。

 2年生主将の舟津彰馬は「3位で通れたのは自信になる。きついこともあったのですが、他のメンバーが雰囲気をつくってくれた」と語った。前回の予選会では10位日大に44秒だけ及ばず、87年続いていた本大会出場を逃して「この日のことは忘れることはありません」と悔し涙。あれから1年。今度は歓喜の涙がこぼれた。個人でも全体14位となる59分48秒の好走で「夏にやってきたことは間違っていなかった」。7月に800キロ、8月にも900キロを走ってきた成果が出た。

 2カ月半後の本大会では8位以上でのシード権獲得が目標。1区での起用が見込まれる舟津は「区間賞を狙っていきたい。箱根駅伝ではシードを持っている大学を倒さないといけない。新しい歴史を紡げるように頑張っていきたい」と力を込めた。