ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒の日本新記録を樹立した。自己ベストを3分近く縮め、02年に高岡寿成がつくった記録を16年ぶりに5秒更新。東京五輪の代表選考会グランドチャンピオンシップ(GC、19年秋以降)出場権を得て、日本実業団陸上連合から日本記録更新のボーナス1億円も贈られる。

 設楽悠の父享史さんは、1億円のボーナス内定に「うれしい半面心配です」と複雑な心境を語った。「やったことに対してのお金ですが、サラリーマンからしたら信じられない金額。あぐらをかかないか心配です」と息子を案じた。