陸上男子100メートルの山県亮太(25=セイコー)が好相性の地で快走する。布勢スプリントを翌日に控えた2日、最終調整。「今年出していない(10秒)0台を目標に。ベストを尽くしたい」と力を込めた。会場の鳥取市のコカ・コーラボトラーズジャパンスポーツパーク陸上競技場は、16年同大会で10秒06(向かい風0・5メートル)、昨年の中国五県陸上でも10秒08(追い風2・4メートル)。参考記録もあるが、ともに10秒0台をマークしている。9秒台への意欲を問われると「神様が決めること」と話した。

 ただ好条件は整いそうだ。会場関係者によると、春から秋の昼以降、晴れれば追い風が吹く可能性が高いという。今日3日の天気予報は最高気温30度で晴れ。レースは午後に2本だ。日本選手権(山口)前では最後の実戦で、ケンブリッジ、多田らとの対決も制し、いいイメージを残したい。