陸上男子短距離の飯塚翔太(27=ミズノ)が20年東京オリンピック(五輪)開幕まで500日となった12日、都内で行われた記念イベントに出席した。

「500日まであっという間にきた。しっかり準備していきたい。実感が湧いてきました」と話した。国際陸連は10日、東京五輪の参加資格としてランキング制と併用し、参加標準記録を採用すると発表した。その男子200メートルの数字は20秒24。リオデジャネイロ五輪と比べ、0秒26上がった。ただ日本歴代2位の自己記録20秒11の男は「もっと上を目指している。やることは変わらない」と気にする様子はなく「出来るだけ速く切って、東京オリンピックへの準備をしたい」と力を込めた。

イベントでは各競技を人型の絵文字で表現する視覚記号「ピクトグラム」のデザインが発表された。前傾したスタートダッシュの姿勢がデザインされた陸上のピクトグラムを見た飯塚は「理想型の飛び出し角度、筋肉も表現されている。速そう。非常に美しい」と絶賛。500日後に開幕が迫った舞台だけでなく、その先も見据える。「東京オリンピックが終わっても、スポーツの熱が続くようにしたい」と口にした。