16年リオデジャネイロ五輪男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(28=ミズノ)が3日までに、軽度の右太もも裏の肉離れと診断された。

日本選手権で専門外の100メートルで4位に入るも、連覇が懸かっていた200メートルの予選(6月29日)で右脚がけいれんし、途中棄権をしていた。

2週間後に再度、MRIの再検査を受ける予定。男子400メートルリレー日本代表として出場要請を受けていたダイヤモンドリーグ・ロンドン大会(21、22日)は辞退する。しかし、患部の損傷は少なく、夏には実戦復帰できる見込み。200メートルで出場を見据える秋の世界選手権(ドーハ)は、有効期間が締め切られる9月6日までに参加標準記録(20秒40)の突破を目指す。

日本歴代3位となる200メートル自己記録20秒11を持つ飯塚は、4月のアジア選手権直前にも急性虫垂炎で入院。再び訪れた試練を乗り越えて、2大会連続3度目の世界選手権を目指す。