男子50キロ競歩で日本記録を持つ鈴木雄介(31=富士通)が20年東京オリンピック(五輪)1年前の誓いを立てた。

同種目の実施まで、ちょうど1年となる8日、北海道・千歳市内で練習を公開。「一生に1度の最高の舞台。金メダルという最高の結果を出し、最高の瞬間を共有したい」と語った。メダルかつ日本人最高位なら、東京五輪の代表に内定できる秋の世界選手権(ドーハ)へ向けては「状態はほぼできあがっている。調子を崩さないよう練習をしていけば」と順調な仕上がりの様子。この日は深部体温や汗の成分など暑さ対策に関するデータを集めながら、15キロを歩いた。

7月31日には東京五輪のコースを歩いた。日陰が少なく、過酷な猛暑の戦いとなることを再確認。「脱水になってもおかしくない。可能ならコースを再考してほしい」と本音も漏らした。その上で「自分にできることはベストコンディションでスタートラインに立つこと。暑さに慣れて、気持ちの上で暑さを感じないメンタルを鍛えること」と強調した。