日本陸連の強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダー、瀬古利彦氏(63)が1日、福岡市内で福岡国際マラソン(12月1日)の招待選手記者発表会見に臨み、最後の1枠の20年東京五輪代表選考も兼ねる大会展望を語った。

国内招待選手で9月のMGCにも出場した藤本拓(30=トヨタ自動車)、佐藤悠基(33=日清食品グループ)、福田穣(28=西鉄)の名を挙げ、「先頭集団について行き、大迫(傑=ナイキ)君の日本記録(2時間5分55秒)を狙ってもらいたい。特にスピードがある藤本君には期待したい。行ける力はある」と楽しみにした。

一方、名前が挙がらなかった世界選手権男子マラソン代表の川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)について問われ、「オリンピックの面で言うと厳しい。今の体調を考えると厳しいと思う」との見方を示した。