青木益未(25=七十七銀行)が8秒11の室内日本新記録で優勝した。

「自分の走りもできて、記録も出た」。99年に金沢イボンヌが出した従来の室内記録を0秒01更新し、喜んだ。

男子110メートル障害日本記録保持者の高山峻野(25=ゼンリン)の助言もあって、より考え、理論的に練習に取り組むようになった。従来は感覚ばかりを大事にしていたが、レベルアップのために取り組み方を変えた。筋力トレーニングにも力を入れた。「軸がスライム」だったという体も徐々に変化。手応えを感じている。「ここまでやってきたならば目標にするべき。やらなきゃと思う」と、東京五輪出場への意気込みを語った。