陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(日刊スポーツ新聞社共催)の前日会見が22日、オンラインで行われた。

男子100メートルで自己記録10秒08のケンブリッジ飛鳥(27=ナイキ)は「前回のレースより、いい状態。10秒0台で走れたら」と意気込んだ。前回のレースである東京選手権決勝は。向かい風0・8メートルに雨という悪条件下、10秒22で優勝。ここ2年は故障が続いたが、昨秋から体のバランスや連動性の意識を高め、低迷を脱する糸口をつかんでいる。

持ち味は最後の伸び。「その武器を出せればチャンスはある」。桐生、山県、小池、多田とライバルも強いが、優勝を見据えた。

今春から伸ばし始め、東京選手権で話題となったヒゲは、この日も変わらず。去年とは見た目も、走りも、まったく違う姿を披露する。