日本陸連は14日、世界ハーフマラソン選手権(10月17日・ポーランド)について、安全性を考慮し、東京オリンピック(五輪)女子マラソン代表の前田穂南(24=天満屋)ら選手団の派遣を見送ると発表した。

外務省はポーランドを渡航中止勧告に該当する感染症危険情報レベル3の国としている。現段階では解除及び引き下げの見通しも立っていないという。また、もし渡航した場合、帰国後は14日間の自宅待機(自主隔離)や、公共交通機関の使用自粛も含めた行動制限が求められるため、十分なサポートの体制が難しく、今回の判断に至った。

前田の他に日本代表として、男子の藤本拓(トヨタ自動車)、古賀淳紫(安川電機)、中村高洋(京セラ鹿児島)、延藤潤(マツダ)、佐藤悠基(日清食品グループ)、女子の三宅紗蘭(天満屋)、竹山楓菜(ダイハツ)、安藤友香(ワコール)、萩原歩美(豊田自動織機)が出場予定だった。