過去2度の日本一を誇る名門・第一生命グループがまさかの予選落ちとなった。2時間23分4秒で15位。

上位14チームに与えられる全日本実業団女子駅伝(宮城・11月22日)の切符を22年ぶりに逃した。

最終6区(6・695キロ)の向井優香にタスキが渡った時、予選突破ラインとは46秒差。前半から積極的に入り、必死に前を追ったが、その差は厳しかった。順位を1つ上げたが、14位ホクレンとは40秒差の無念のフィニッシュとなった。

1区(7・0キロ)原田紋里は9番手、2区(3・6キロ)樽本つかさは7番手でのタスキリレーだった。しかし、最長区間10・7キロの3区で流れを失った。出水田真紀が37分2秒と、区間23位に沈み、18位に順位を落とした。後半も巻き返せず、98年以来の予選落ちとなった。

第一生命グループは、02、11年と2度の全日本実業団女子駅伝を制覇した実績がある。16年リオデジャネイロ・オリンピック(五輪)にも2人の代表を輩出。女子マラソンに田中智美さん(32)、女子5000メートルに上原美幸(24)が出場していた。田中は今年2月に引退し、上原は今大会欠場していた。