陸上の日本郵政グループは25日、16年リオデジャネイロ五輪女子1万メートル代表関根花観(24)の引退を発表した。来春から保育士を目指し、専門学校に通う。

20歳で出場したリオデジャネイロ五輪は1万メートルで20位。初のマラソン挑戦となった18年名古屋ウィメンズでは2時間23分7秒の快走。将来を期待されていたが、右足の故障に苦しんでいた。昨年9月15日のマラソン代表選考会「マラソン・グランドチャンピオンシップ」も欠場。20年はレースの出場がなかった。

関根は「陸上部の1期生として入部以来、約7年間の競技生活は、私にとってかけがえのないものでした私自身、誇りを胸に納得のいく形で競技生活を終えることができました」とコメントした。

愛知・豊川高から14年に日本郵政グループに入社した。その時から、競技は2020年までと心に決めていたという。今後は来年3月まで会社に残り、同4月以降は保育士の資格を取るため専門学校に入学する。

「今度は新たな夢に向かって挑戦、精進していきたいと思っています」

次のステージでも、子どもたちにスポーツの楽しさを伝えていくつもりだ。