東京五輪1万メートル代表の新谷仁美(33=積水化学)が、後半の勝負どころとなる5区(10・0キロ)で力走。区間賞こそ1秒差で逃したが、自身も区間新となる31分29秒をマークした。

トップでたすきを受け取り、終始独走。終盤はやや苦しそうな表情を見せつつも力強く走り抜き、アンカーの木村梨七につないだ。

1年前は3区で区間新を樹立。今回は5区で存在感を示し、創部25年目の初優勝を目指すチームを勢いづけた。

東京五輪では21位と不本意な成績に終わったが、その悔しさを払拭(ふっしょく)するかのような走りだった。

資生堂の五島莉乃が31分28秒で区間新を更新し、チームの順位を2位に押し上げた。

東京五輪代表マラソン代表補欠の松田瑞生(ダイハツ)も区間3位の32分27秒と好走した。