学生3大駅伝の第2戦、全日本大学駅伝は6日に熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106.8キロ)で競われる。
有力5校の指揮官が登壇した5日の会見では、後半の長距離2区間、7区(17.6キロ)、8区(19.7キロ)を勝負どころとにらむ声が相次いだ。
10月の出雲駅伝で「1冠」を取り、最多14度の優勝を誇る伊勢路での3連覇で3冠へ前進したい駒大。大八木弘明監督はエース田澤廉(4年)を7区に置いた。「前半含めて上位でいって、後半にしっかり上げていければ。後半はある程度自信持ちながらレースを進めたい」とにらんだ。
他4校の指揮官も、展開予想は同様だった。
◆出雲4位、昨年2位の青学大の原晋監督 「この5チームは8区間スキのない人材がいるなと。今年もアンカー決戦になるのかな」
◆出雲5位、昨年3位の順大.長門俊介監督 「昨年は6区終了で1分以上の差があったのに、いとも簡単にひっくり返った。後半の2区間が重要というのは分かっている」
◆出雲2位、昨年4位の国学院大の前田康弘監督 「6区までは出入りの激しいレースになるのでは。7、8区で地力の差が出るのでは」
◆出雲3位、昨年8位の中大の藤原正和監督 「後半までもつれるので、7、8区でどれだけの選手を残せているかが大事。5、6区でエース級もいる。遅れる想定なのか、稼いで、7、8区につなげるのか。そのあたりも含めて混戦になる」
大会は全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームで争われる。6日朝のメンバー変更が認められている。午前8時5分にスタートを切る。