第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)が10日、発表され、各校の監督がオンライン出席した記者会見が開かれた。

前回大会優勝の青学大は、経験豊富な4年生から9人を登録した。近藤幸太郎、岸本大紀の2大エースがメンバー入りする中で、主将の宮坂大器(4年)が外れたが、選手層の厚さは随一を誇る。

原晋監督は「サッカーW杯、ラグビーW杯、プロ野球、そういった盛り上がりとどう陸上界が負けないように頑張るか、そういった視点をもたなければ優秀なアスリートが陸上界、青学大に入ってきてくれない。そういう危機感を感じる中で、今年は陸上の長距離の力を上げること、もう1つはマーケティング戦略の2本柱を掲げてきました」と説明した。

エントリー上位10人の1万メートルの平均タイムの28分37秒95は、3冠を狙う駒大の28分24秒91に次ぐ。出雲駅伝では4位、全日本大学駅伝では3位と優勝を逃し、危機感が募る中で、王者の逆襲が期待される。

毎年恒例の作戦については、同監督は「平和であるからこそ、スポーツも行われる。2連覇、7度目の優勝をピースでゴールしたい。『ピース大作戦』です」と宣言。ピースポーズで優勝を誓った。