<スーパー陸上2010>◇19日◇男子100メートル◇川崎市等々力競技場

 北京五輪男子400メートルリレー銅メダルの塚原直貴(25=富士通)が、10秒51の平凡なタイムで日本人最上位とはいえ4位に終わった。スタートで飛びだし、白人初の9秒台を出したルメートル(フランス)を30メートルまではリードした。しかし、気が付くと「フワーと行かれてしまった」と、簡単に逆転を許した。

 6月の日本選手権で痛めた両太もも肉離れの影響で、復帰戦は今月上旬のコンチネンタル杯。練習と実戦不足の中での挑戦だったが、ルメートルとの同走で「僕も今後、頑張ろうと思った」と、新たな気持ちに切り替えた。