<陸上:関東学生対校選手権>◇2日目◇15日◇東京・国立競技場

 男子100メートルを制した川面聡大(中大)は「風が強かったから記録よりも勝負にこだわった」と満面の笑みだった。

 課題のスタートを低い姿勢で乗り切ると、持ち味とする中盤の加速につなげた。2・6メートルの向かい風だったが、後半にあごが上がらないよう昨季から修正に取り組むフォームが奏功し「冬の練習の成果がしっかり出せた」と満足そうだった。

 1年生での優勝を逃した2位の山県は、前日の予選と感覚が違って戸惑ったといい「スタートで遅れて少し焦りました。難しいですね」とうなだれた。