<陸上:日本選手権兼アジア大会代表選考会>◇第1日◇6日◇福島市とうほう・みんなのスタジアム◇男子200メートル予選ほか

 男子200メートルで昨年、日本歴代3位の20秒21を出した飯塚翔太(22=ミズノ)は第2組2着、全体でも5番目のタイムで、2連覇のかかる第2日の決勝に進んだ。

 10度を下回る、降雨の悪条件だったが「今日は決勝に向けての準備。決勝で勝負です」と、タイムには意を介さなかった。それ以上に、東日本大震災から復興を目指す福島での開催をモチベーションにするようだ。「子どもたちに、いいところを見せようと楽しみました。スタートラインに立った時に、応援で力をもらいました」。決勝では2連覇はもちろん「海外で評価されるためにも、いいタイムを出してアピールしたい」と、20秒21の自己ベスト更新を視野に入れた。