<箱根駅伝予選会>◇18日◇陸上自衛隊立川駐屯地-立川国営昭和記念公園(20キロ)

 苦戦が予想された名門・中大は10時間11分37秒の7位で、本戦の連続出場回数を「86」に伸ばした。

 この連続出場回数はじめ、89回の出場回数、総合優勝14回と、いずれも最多を誇る随一の名門も、前回は予選会12位(前回は13位まで出場)で、11月の全日本も予選で敗れ出場が果たせないでいた。戦前の予想でも、10位のボーダーライン上と見込まれていたが、ふたを開ければ安定した走りで、5キロごとのラップでも5~7位をキープした。

 浦田春生監督は「選手には、ここは本戦を戦うための通過点、と言ってきた。(連続出場が途切れる)覚悟はあったが、前向きに考えていました」と振り返った。エースの新庄翔太(4年)は「下馬評を見返してやろうと思っていました。箱根には(キャプテンの)永井(秀篤=4年)も戻ってくる。これを通過点に箱根で勝負します」と気合を込めた。