「ジェット桐生」が復調宣言だ。男子100メートルで10秒01の日本歴代2位の記録を持つ桐生祥秀(19=東洋大)は22日、都内で行われた日本陸連主催の「アスレティック・アワード」に出席。

 全治2カ月と診断され、9月のアジア大会を欠場することになった「左大腿(だいたい)二頭筋肉離れ(中等度)」の故障について、「いまは普通に全力で走れるようになりました。違和感なく、回復しています」と笑顔で述べた。

 日本人初の9秒台を狙い、壁に跳ね返され続けた今年。「去年はおみくじで大吉だったけど、今年は中吉かな」と自己評価した。「来年はいろいろな大会がある。ケガをしたらやばいので」と15年は再び「大吉」とするため、オフのトレーニングに励む。なお、所属する東洋大は箱根駅伝に出場するが…。「走ります」とニヤリとしながら、「(スタートから)250メートルくらいでぶっ倒れるかな」と冗談も。当日は陸上部の一員として沿道で応援する予定だという。