<全国高校バスケット選抜優勝大会:東京成徳大高66-61大阪薫英女>◇3位決定戦◇28日◇東京体育館

 3年連続準優勝の東京成徳大高(東京)が66-61で大阪薫英女(大阪)との接戦を制し、3位となった。序盤、東京成徳大高がゴール下でリバウンドを粘り強く狙い圧倒。大阪薫英女はディフェンスを厳しくすることで巻き返した。後半はオールコートプレスの大阪薫英女に対応しきれず苦戦したが、速いパスつなぎとリバウンドを奪うことで勝利を手にした。東京成徳大高のエース石原愛子(3年)は「インターハイの結果で成徳は弱いというイメージを持たれていた。伝統を守る意味で今大会でリベンジできたことはとてもうれしい」と話した。一方、6年ぶりの3位を目指していた大阪薫英女の長渡俊一コーチ(62)は「外のプレーが経験不足で全国のトップクラスとは差があった。接戦の展開で我を忘れてしまっていた」と振り返った。