柔道のグランドスラム東京が12月9日から3日間、東京体育館で開催される。来年のロンドン五輪の代表選考会も兼ねる今大会は、ハイレベルな戦いが予想される。開催国の日本からは各階級4人、男女合わせて合計56人が出場する。

 大会初日のみどころは浅見八瑠奈(23=コマツ)と福見友子(26=了徳寺学園職)が出場する女子48キロ級。2人は昨年、今年と2年連続で世界選手権の決勝で対戦。浅見が連覇し五輪出場に一歩前進した。巻き返しを図る福見との争いに注目が集まる。

 このほかともに世界選手権を制した実績を持つ海老沼匡(21=明大)と森下純平(21=筑波大)が出場する男子66キロ級、北京五輪銅メダルの中村美里(22=三井住友海上)が出場する女子52キロ級にも注目だ。