9日に開幕する柔道の「グランドスラム東京2011」(~11日=東京体育館)の記者会見が8日、東京・文京区の東京ドームホテルで行われた。

 大会を中継するテレビ東京でスタジオ解説を務める元総合格闘家の吉田秀彦氏(42=バルセロナ五輪男子78キロ級金メダリスト)は、選手代表として登壇した鈴木桂治(31=国士舘大教)にエール。「桂治も31歳。ボクも31歳で桂治と試合をして“こいつが出てきたから引退できるな”と思って引退した」と、最後の五輪代表となった00年シドニー五輪当時の思い出を披露。自分と鈴木を重ね合わせ「同じ状況だけど、ここでもう一つ、歯を食いしばって昔の素晴らしい柔道を見たい」と五輪金メダリストの先輩としてハッパをかけた。