<柔道:グランドスラム東京2011>◇2日目◇10日◇東京体育館◇男子90キロ級

 男子90キロ級の西山将士(26=新日鐵)が、最後のとりでを守った。世界選手権3位の小野、世界選手権連続銀メダリストの西山大ら日本勢が3回戦までに次々と姿を消す中、唯一の4強入り。イ・ギュウォン(韓国)を破って進んだ決勝では、自分より4つ上の世界ランク10位のゴンザレス(キューバ)に判定による優勢勝ちを収め優勝した。

 4試合連続延長でつかんだ頂点に、「勝因は?」と聞かれ「気合です」。ただロンドン五輪代表争いには「気合だけではどうにもならない。来週も中国で試合があるので今日の課題を修正したい」と浮かれずに話した。