競泳で3種目の日本記録を持つ、東京・小岩第四中3年の池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)が3日、成田空港からグアム合宿に出発した。

 昨年10月から100メートルバタフライ、50、100メートル自由形で日本記録を樹立。リオデジャネイロ五輪代表選考を兼ねた日本選手権(4月4日開幕、東京辰巳国際水泳場)に向けて最後の仕上げに入る。

 昨年10月から計4度目のグアム合宿。合宿から帰ってくるたびに日本記録を出す15歳は「持久力を落とさず、スピードを強化したい」と意気込んだ。

 今月末に中学を卒業。来月からは淑徳巣鴨高に進学する。2日には中学で最後の授業を受けた。放課後は友人たちと原宿の人気パンケーキ店「ビルズ」に出掛けた。「全力で遊んだ。原宿を走り回った」と普通の中学生として最後の思い出をつくった。

 日本選手権では日本記録を持つ3種目と200メートル自由形に出場予定。日本記録と日本水連が定めた派遣標準記録を突破しての五輪代表入りを目指す。「予選、準決勝で高校新を出して、決勝で日本新を出すことが理想」。来月にはスーパー中学生がスーパー高校生になる。