リオデジャネイロ五輪に出場する7人制ラグビー男子日本代表のレメキ・ロマノ・ラヴァ(27=ホンダ)が、来季からスーパーラグビー(SR)の日本チームのサンウルブズでプレーすることが濃厚になった。7人制では日本代表のトライゲッターで五輪出場の原動力となった。4日にオーストラリア遠征に出発した際には「五輪後は7人制はやらない。W杯を目指す」と明言していた。五輪で7人制でのプレーに区切りをつけて、19年のW杯日本大会に照準を合わせる。

 ニュージーランド生まれのレメキは、高校卒業後の09年に来日してキヤノンに入団。11年からマツダでプレーし、14年にホンダに加入した。日本国籍を取得後、14年の仁川アジア大会に日本代表として参加し、金メダル獲得に貢献している。日本人の妻と2人の息子がおり、日本語を流ちょうに使いこなす。

 177センチ、92キロのレメキは7人制ではFWだが、15人制ではWTBやFBを本職とする。来季のサンウルブズは最多トライのWTB山田が抜ける可能性が高く、貴重な戦力になりそう。まだ招集されたことがない日本代表でも主力として期待される。「SRでもトライをたくさん取りたいね」と、五輪からSR、さらには19年W杯での活躍を思い描いている。