2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は2日、各競技の運営責任者として競技団体の推薦を受けて任命する「スポーツマネジャー」の常勤化を前倒しして進め、準備の態勢を強化する考えを明らかにした。同日までの国際オリンピック委員会(IOC)との事務折衝でIOC側から強く要請された。

 組織委によると、現時点では実施される33競技全てに配置されていない上、常勤と非常勤の職員が混在している。当初は18年度をめどに常駐態勢を整える予定だった。森会長は「IOCはスポーツマネジャーこそ一番重要だということだった。(早期に)常駐化したい」と語った。