ショートプログラム(SP)首位だった三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)がフリーもトップの132・08点を記録し、合計200・52点で今季初戦を優勝で飾った。

 新フリー「ガブリエルのオーボエ」を演じ、基礎点が1・1倍となる演技後半は昨季から1本増やした5本のジャンプで構成。最後の3回転サルコーは転倒したものの、ルッツ-トーループの連続3回転など、そこまでのジャンプを全て決めた。

 演技後は笑顔を見せ「シーズン初戦で200点はうれしい。楽しく滑れた」と喜んだ一方、「中盤から最後にかけてスピードが緩まった。悔しい方が大きい」と失敗を悔やんだ。

 表彰式では大会を協賛する元三フード株式会社から、A5ランクの和牛1キロ(1万2000円相当)が贈られた。重たい箱を手にした三原は「おばあちゃんの家ですき焼きにします」と笑顔で会場を後にした。