フィギュアスケート男子の羽生結弦(22=ANA)が20日(日本時間21日)、緊張感を漂わせながら、今季初戦となる21日(同22日)開幕のオータム・クラシックの開催地カナダ・モントリオールに入った。ブライアン・オーサー・コーチらと、拠点のトロントから国内線で約1時間半移動し、午後6時半頃に到着。空港の到着階に黒いジャージー姿で現れると着けていたマスクを取り、体調について問われると「まあまあです」と話した。時折笑みを浮かべたものの、昨季の大会の空港到着時と比較すると表情は引き締まっていた。

 グランプリシリーズ第1戦のロシア杯(10月20、21日、モスクワ)の前哨戦の意味合いを持つ一戦には15、16年世界王者のフェルナンデス(スペイン)や村上大介(陽進堂)らも出場。男子ショートプログラムは、22日(同23日)に行われる。(モントリオール=高場泉穂)