新潟アルビレックスBBの開幕3連勝はならなかった。今季初のアウェーに乗り込んだが、アルバルク東京に72-78で惜敗。ダバンテ・ガードナー(26)が1人で35点を挙げるも、城宝匡史(35)の負傷離脱でゲームプランが狂った。

 一瞬の隙から、新潟が濁流にのみ込まれた。第3クオーター(Q)、52-52の同点で五十嵐圭(37)のパスがA東京・馬場にスティールされ、そのまま豪快な「決勝」ダンクを決められた。ここから2分半で10点リードを許し、五十嵐は「第3Qのミス、ターンオーバーがなければ、自分たちの勝ちゲームだった」と悔やんだ。

 気になるのは城宝の負傷。第2Q途中でベンチに下がった。負傷箇所は不明だが、その後は大幅な戦術変更を迫られた。正司和広監督(43)は「第3Qの5分過ぎからゾーンディフェンスを考えたが、ケガ人も出て、出すタイミングが遅れた」とその間に、大量失点した。今日10日の出場も微妙で、いる選手でしのぐしかない。