スピードスケート女子中長距離の菊池彩花(30=富士急行)が戦線復帰の準備を整えた。14日、長野市エムウエーブで行われた記録会に参加。169センチの長身を生かしたダイナミックなフォームで1000メートルで1分17秒82のタイムをマークした。

 昨年8月に他選手との接触で右ふくらはぎの腱(けん)を断裂する大けがを負い、20日開幕の全日本距離別選手権が1年ぶりの復帰戦となる。「緊張はあるが、1年間滑れなかったもどかしさをレースに出したい」と闘志を燃やした。5人姉妹の次女で、三女悠希(27)四女萌水(25)五女純礼(21)もショートトラックで五輪を目指す。スピードスケートは今大会の結果で、五輪出場枠を争うW杯代表が決まる。2大会連続、姉妹での五輪出場を目指す美女スケーターは「状態は上がってきている。表彰台に乗ってW杯に出たい」と力を込めた。