フィギュアスケート世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は5日、国際オリンピック委員会(IOC)が来年2月の平昌冬季五輪でロシア選手の個人資格参加を認める決定をしたことを受け、記者団からの国旗、国歌がない形で五輪に参加するかとの質問に「そのような質問をするのはまだ早いと思う」と述べ、明言を避けた。地元メディアが伝えた。

 18歳の同選手はロシアの国ぐるみのドーピングを否定する切り札として、ロシア・オリンピック委員会のジューコフ会長らとスイス・ローザンヌ入りし、5日のIOC理事会で演説。「私の演説に効果があったことを望んでいます」と語った。

 11月にはドーピング違反をしていない選手は「ロシア国旗のもとで国の代表となるべきだ」と主張していたが、五輪での国旗は認められない事態になった。「多くの人が私を応援し、心配してくれている。私としては全力でやり続けると約束します」と意欲を示した。