男子のロシア2選手が、平昌(ピョンチャン)五輪出場を希望した。国際オリンピック委員会(IOC)が、ロシア選手団を除外して個人資格での参加を認める決定を下したことに、SP3位のコリャダは演技直後に「五輪に出ることが大事。国旗どうこうではなくて。それが問題じゃない。どこの国かではなく、出場できることが大切」。さらにSP上位3人による公式会見でも22歳は「ロシアが犯したことを考えれば、当然の措置かと考えます。私は、措置に従ってロシアを代表して出ることはもちろんありません」。

 SP5位の30歳ボロノフも出場を希望した。「IOCの決定は残念。私は前回の冬季五輪(14年ソチ大会)に出ていないし、私に関しては(ドーピングは)関係ないと思っています。まずロシア選手権で代表になること。五輪に行きたいです」と発言。平昌でロシアの国旗、国歌は使用されないが、それよりも五輪に出場することを求めていた。

 ペアSP4位のクセニア・ストルボワ選手はIOCの決定後、前日の深夜まで電話がかかってきたそうで「放っておいて。五輪は(五輪旗の)白い旗でも自分の国のために出場する」と述べた。

 女子のロシア2選手は、8日のSPに向けて前日練習に臨んだ。ソツコワは「競技に集中しているのでコメントできない」と明言を避けた。プーチン大統領の容認発言については「ニュースは見ていないし、何もそのことについて考えていない」と話すにとどめた。