柔道男子の日本代表を率いる井上康生監督が19日、2017年を表現する漢字に「厳」を選んだ。20年東京五輪への「スタートダッシュ」と位置付けた1年の大会を全て終えて成田空港へ帰国。「勝負はとても難しいと感じた」と振り返った。

 昨年のリオデジャネイロ五輪は金2個を含む全7階級でメダルを獲得。今年の世界選手権は4階級を制したものの、残る3階級はメダルなし。「まだまだ成長できるということ」と気を引き締めた。

 18年も1月には国際大会が始まる。「課題を洗い、さまざまなことにチャレンジしたい」と決意を新たにした。