日大山形が66-65で長崎西との接戦を制し、3回戦に進出した。シーソーゲームの展開で迎えた第4クオーター(Q)。一時は5点差をつけても、盛り返された60-59の場面で、相手に3点シュートを決められ逆転された。だが、すぐさま横地太一(3年)の3点シュートで再逆転すると、市川竜大(3年)も続いて4点差。勝利を確信したかのように、コート内外の選手やスタッフ、応援席が歓喜に包まれた。

 だが、直後に再び3点シュートを決められて1点差。肝を冷やしたが、横地は「最後は全員で守ってリバウンドをとるしかないと思った」と封じた。3点シュートの応酬で勝利をつかみとり、山本翔太(3年)は「3ポイントを決めると、ベンチもスタンドも勢いに乗る。自分たちにとって3点シュートは元気の源です」と練習を重ねてきた自信に満ちていた。

 26日の3回戦では今夏の高校総体8強の中部大第一(愛知)と対戦。身長2メートルを超える外国人もいるが、佐藤主将は「抑えるイメージはできています」と目標の8強に王手をかけた。