女子の古川学園(宮城)がフルセットの末、2年連続の初戦敗退を喫した。

 14年ぶり出場の県立校相手に序盤からミスが多く、連続失点で第1セットを落としてペースをつかめなかった。年齢制限で今大会が最後となるキューバ人留学生のマルチネス・レグラ(2年)を中心に反撃したが、ミスが続いて力尽きた。

 試合後、岡崎典生監督(49)は「自滅です。半分の力も出せなかった。1セットの負け方がすべて」と肩を落とした。マルチネスがいる2年間で初戦敗退が続いたが、との問いには「そうですね…」と言ったきり、言葉が続かなかった。

 横田紗椰香主将(3年)も「焦りがあった。1本決めなきゃ、打たなきゃと思ってしまった。後輩たちには技術を上げる前に、気持ちを上げて頑張ってほしい」と下を向いた。