ノルディックスキーのジャンプ男子で平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)代表に選ばれた4選手が12日、遠征先のオーストリア・バートミッテルンドルフで取材に応じ、冬季五輪史上単独最多8度目の出場となる45歳の葛西紀明(土屋ホーム)は「目標は金メダル。今の状態だと取れないので、もう少し調子を上げないと」と話した。

 今季のワールドカップ(W杯)個人戦は10位が最高で「開幕から焦りはあった。不安もプレッシャーもあったし(代表を)もう少し早く決めてくれたら気楽にできた」と胸中を吐露。

 50歳の三浦知良がJ2横浜と契約更新したことに刺激を受け「カズさんがやってくれたら僕も続けたいという気持ちになる。(五輪出場)10回を目指します」と宣言した。

 今季W杯初優勝など急成長した小林潤志郎(雪印メグミルク)は「目標はメダル」と活躍を期し、弟の陵侑(土屋ホーム)は「力をしっかり発揮できればいい」。3大会連続代表の竹内択(北野建設)は「個人のメダルと団体メダルへの貢献」を目標に掲げた。