19年ラグビーW杯日本大会の一般向けに大会チケットの抽選販売手続きが27日午前10時からオンラインで開始されたのに合わせ、都内で記念イベントが開かれた。

 大躍進した15年大会の日本代表だった大野均(39=東芝)、田中史朗(33=パナソニック)、19年大会で主力として期待される山沢拓也(23=パナソニック)らの現役選手に加え、ボクシングのWBA世界ミドル級王者村田諒太(32=帝拳)、元プロ野球選手の佐々木主浩、タレントの小島瑠璃子、俳優の高橋克典らも参加した。

 日本代表最多98キャップを持つ大野は「準備することはたくさんありますが、みんなで良いものを作り上げたい。選手として出ていたいですが、1ラグビー選手としても成功のために役に立てれば」と抱負。田中は「盛り上げてもらえるのはありがたい。個人としては年齢もありますが、あと1年半全力で駆け上がっていきたい」と述べた。

 今回販売されるチケットは、同一会場で行われる1次リーグ全試合が観戦できる「スタジアムパック」と、同一チームの1次リーグ全試合を観戦できる「チームパック」のセット券2種類となる。開幕戦が行われる味の素スタジアムで5試合を正面スタンドから観戦できるものは、最も高いカテゴリーAが18万円、日本代表のチームパックはカテゴリーAが17万円、最も安いカテゴリーDで4万5000円となっている。期間は2月12日までで、抽選結果は同月26日に発表される。

 決勝トーナメントを含む通常チケットの販売は2月19日からで、順次対象を広げて一般向けは9月19日からとなる。