日本のエースは俺だ! 14歳の最年少全日本覇者、張本智和(14=エリートアカデミー)が、日本男子世界ランク最上位で9位の丹羽孝希(23=スヴェンソン)をゲームカウント4-3の激戦の末に破り、5位を決めた。これまで、主な対戦では、15年全日本で丹羽が、17年中国オープンで張本が勝ち、1勝1敗だった。

 第5ゲームの10ー7で3本連続のマッチポイントを握ったが、丹羽に反撃を許した。5点連続で失い、第5ゲームを奪われた。第6ゲームも取られ、最終ゲームでは逆に8-10で2本のマッチポイントを握られた。そこで、丹羽がタイムアウトを取ったことで、逆に「冷静になれた」と気持ちを切り替え、逆転に結びつけた。

 今大会は、初めて世界1位を破ったが、次戦のランク下の韓国選手に敗れ「上にも勝って、下には絶対に負けない安定感のある選手になりたい」と反省。しかし、20年東京五輪(オリンピック)のシングルス代表2人の枠を争うライバル、丹羽を倒したことは「すごく大きい。水谷さんも含めて、誰かを倒さないと代表にはなれない」と話した。